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神様が1日だけ魔法をかけてくれたら

11月1日の産経新聞に掲載されていた、

岸和田市の小学6年生の女の子。

とっても可愛い少女の笑顔の写真と一緒に、

彼女のエッセーが載っていました。

以前、産経新聞に掲載されたエッセーが反響をよんだそうで、

記事として取り上げられていました。

 

新聞によると彼女は3歳の時事故で心肺停止となり一命をとりとめたそうですが、

低酸素脳症の後遺症で下半身は麻痺し、声は出るが言葉にならなくなってしまったそうです。

 

今は元気に学校にも通っていて、そちらの担任教諭と時間をかけて

エッセーを書き上げられたそうです。

多くの人に読んでもらえれば、とご両親が新聞投稿を決心されたそうです。

 

そのエッセーを紹介させて頂きます。

 

「わたしの願い」

わたしはうまくしゃべれない 歩けない

口がうまく うごかない

手も足も自分の思ったとおり うごいてくれない

一番つらいのは しゃべれないこと

言いたいことは自分の中にたくさんある

でも うまく 伝えることができない

先生や お母さんに 文字盤を 指でさしながら

ちょっとずつ 文ができあがっていく感じ

自分の 言いたかったことが やっと 言葉に なっていく

神様が 1日だけ 魔法をかけてしゃべれるようにしてくれたら・・・

家族と いっぱい おしゃべりしたい

学校から帰る車をおりて お母さんに

「ただいま!」って言う

「わたし、しゃべれるよ!」って言う

お母さん びっくりして 腰を ぬかすだろうな

お父さんと お兄ちゃんに電話して

「○○(彼女の名前)だよ! 早く、帰ってきて♫」って言う

2人とも とんで帰ってくるかな

家族みんなが そろったら みんなで ゲームをしながら おしゃべりしたい

お母さんだけは ゲームがへたやから 負けるやろうな

「まあ、まあ、元気出して」って わたしが言う

 

魔法が とける前に 家族みんなに

「おやすみ」って言う

 

それで じゅうぶん

 

 

何度読んでも、涙を堪えられません。

彼女は、

「神様が1日だけ魔法をかけてしゃべれるようにしてくれたら・・・」

と書いています。

「神様が魔法をかけてしゃべれるようにしてくれたら・・・」

じゃないんです。

 

 

その健気さ、

たった1日だけでいいから・・・

というその健気なほんの少しの彼女の願いが

叶わないことへのもどかしさ。

ご両親のお気持ちを想像するだけで、涙が溢れてきます。

 

 

手足が自由に動き、

身体に不自由が特になく、

普通に話ができる。

 

それは決して当たり前じゃない。

 

当たり前じゃないから、

そのことに感謝して、

そして、

私達は自分たちに与えられたものをもって、

もっともっと人のために頑張れるんじゃないかな

 

そんな気持ちにさせてもらえます。

 

 

どうか、神様・・・

1日とは言わず

彼女が家族とたくさん喋れるようになる日がいつかおとずれますように。

そう願わずにはいられません。

 

 

※たまたま岸和田市の女の子でしたので、

(あまりにもご近所のため)

実名等は伏せてご紹介させて頂きました。

お世辞ではなく、

本当に天使のような屈託のない可愛い笑顔の女の子です。

 

 

彼女の人生に幸多きことを祈ります

 

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