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100歳のアドバイス

アメリカの女性。

100歳になられる方が、ネットで「皆さん100年生きた私に質問ないですか?」

と質問を募ったそうです。

そのやりとりがとても面白かったので、

紹介させて頂きたいと思います。

 

※写真も拝見しましたが、とてもチャーミングな方でした。

質疑応答は下記の通りです。

Q:実体験した中で一番重要なことはどんなことですか?それからこの100年で、社会が大きく変わったと感じることは何ですか?
A:一番の体験はフランクリン・ルーズベルト(第32代アメリカ大統領)の遺体を乗せた電車が、自分のホームタウンを通り過ぎたことかしら。彼はジョージアで亡くなり、電車に乗せられてうちの町を通って運ばれたわ。一番大きな変化は公民権運動かしらね。

Q:生きてきた中で、これと思うほど発達したものは何ですか。人?月?コンピューター?医学の進歩?などなど。
A:医学の進歩だと思うわ。

Q:若者にアドバイスを3点にしぼってするなら、どんなことですか?
A:ユーモアのセンス、楽観的でいること、おもしろいジョークに耳を傾けること。

Q:思い出の中で、最もクールな出来事を教えてください。
A:友達の頭を石で殴りつけたら、母親からムチでお仕置きすると叱られたことよ。

Q:その頃、世界はどんな情勢でしたか?
A:4歳半だったけれど、第1次世界大戦が始まったところで、まだアメリカは参戦前でした。

Q:今まで健康の問題はありましたか?スポーツはしていましたか?喫煙や飲酒は?どうしてそんな健康そうに見えるのでしょうか。
A:80歳からは変形性膝関節症(へんけいせいしつかんせつしょう)を患っています。82歳のときに階段の13段目から落ちました。スポーツは高校のときにソフトボール、野球、バレーボール、バスケットボールをしていたわ。時々ちょっぴり飲む程度で、喫煙も飲酒もしていません。食事は野菜、果物をとって夜は10時間寝ています。

Q:今はもうなくなってしまったもので、恋しいものはありますか。
A:ハンドル式の電話がなつかしいわ。

Q:人生において、一番重要な面というのは何ですか。
A:幸せな家庭。

Q:100年を振り返って、一番気に入ってる時代はいつでしょうか?
A:お気に入りは60年代と70年代で、理由はその頃とても自由で、すばらしい人生だったから。

Q:50年代にロシア人が爆撃したときに備えて、シェルターを持っていましたか?
A:いいえ。持っていた知人がひとりいましたが、私はロシア人が来るとは思ってなかったの。

Q:色んな体験や思い出の中で、これは忘れたいと思うことはありますか?
A:いとこがハチに刺されて亡くなったこと。

Q:今の子供たちが出来ないことで、ご自身が子供のころ体験した一番良かったことは何ですか?
A:田舎を子供たちだけで好きなだけ歩き回れたこと。今の子供たちには出来ないことだから。

Q:今まで食べたもので最高のものは?手作りやレストランでの一番は?
A:ナマズ。自分ではケーキをよく作るし、オイスターシチューも作るのが好き。

Q:どっちがよりショックだった?真珠湾攻撃と9・11のテロ。
A:真珠湾攻撃が一番ショックだった。

Q:最近のアートについてどんな意見をお持ちですか。映画?音楽?ビデオゲーム?
A:昔の映画に比べると良くないと思う。映画は30年代、40年代、50年代に作られたものが気に入ってるの。近頃の映画はセックスに関係したものが多いから。

Q:人生で一番後悔していることは?
A:それは言えません。

Q:一番誇りに思っていることは?
A:2人の息子が良い教育を受けて、良いキャリアを持っていることを誇りに思っています。それから4人の孫が良い教育を受けて、いい仕事をしていることも誇りです。それから10人のひ孫たちも誇りです。自分の母親を老人ホームに入れなかったことも誇りです。

Q:どの年代の女性が一番よく見えたと思いますか。
A:30年代と40年代がすてきだったわ。

Q:あなたの祖父母か、年配の親戚について覚えていることがあれば教えてください。
A:大叔母が一番年配の親戚でした。彼女は南北戦争(1861年~1865年)を体験しました。

Q:お誕生日おめでとう。人生の勝ち組でおめでとう。
A:そのお金はいつもらえるのかしら。

Q:最初の車は?
A:フォードのTモデル。

Q:もし僕と立場を交換して、僕が100歳になるとしたら、僕にどんな質問をしますか。
A:100歳になってどんな気持ち?と聞くかしらね。なぜかというと私も100歳になる気持がわからないから。ただみんなが私を100歳と言うので、きっと100歳なのでしょう。

Q:お気に入りの本は?
A:レベッカ。

Q:恋愛、失恋についてのアドバイスをもらえませんか。
A:全部経験したけれど、誰かと恋に落ちたらすぐに分かります。失恋の痛手はやがて去っていきます。もし別れがやってきたら、きっと別れないでいるだけの価値がなかったということでしょう。

 

 

どうでしたか?

とても興味深い素敵な問答だと私は思いました。

 

「自分の母親を老人ホームに入れなかったことが誇り」

その言葉、介護に携わる私達にはズシンと心に響くものがありませんでしたか?

 

家族を老人ホームに入れることが悪だとは思いません。

100名いたら100通りの状況があるわけですから。

ましてや、在宅で独居より入所した方が素敵だとさえ思えるような

老人ホームも日本には存在すると思います。

 

でも、「老人ホームに私を入れなかったあなたたちは私の誇り。」

って言葉を言われたお子さん達、

嬉しかっただろうなぁ・・・とふと思いました。

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