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介護にまつわるエトセトラ

今は辛くても

先日利用者さまの容態が急変し

緊急入院をされたと連絡を受けました。

朝、デイに行かれる準備をされている矢先だったそうです。

娘さんから連絡をいただいた時には言葉を失いました。

・ 

主治医も出来る限りのことをして下さったのですが脳死(植物状態)になってしまわれました。

そして今まで弟さん達に介護を任す事無く自宅に引き取り面倒みられていた娘さんがこう仰いました。

「母のあんな姿を見るのが辛くて病院に見舞う事ができない」と。

母への想いが強すぎて見ていると可哀相で涙が溢れいてもたってもおれないのだと。

残念な事にそんな娘さんの気持ちを慮ることなく責める身内さんもいると嘆いておられます。

最後に涙ながらに強い口調でこうも仰いました。

 

植物状態になった身内を淡々と面倒みれるのは心の強い人だ!

事務的に介護が出来る人なんだ!と…。

 ・

私は娘さんのお話を伺うだけでどのような答えもできませんでしたし本当のところは分かりません。

そして私が同じ立場でも植物状態のお母さんを見るのが辛く病院から遠のいたかもしれません。

でもいつか手を握って「お母さん」って呼べる存在が居てくれるだけでも嬉しい。

心の支えになるっていう日がきっと来ると思います。

 ・

今は混乱されていると思います。

でもあれほどお母さんを大切にされてきたのです。

あれほど頑張って面倒みられていたのに

 ・

最後に見舞ってさしあげることなくお別れになるのは辛すぎます。

なので時間はかかるかもしれませんが

早くお母さんに会いに行ってあげれるようになって欲しいと思います。

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