泣き顔から笑顔に

アラキ
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先日、S様宅へ訪問した際に、突然

「もうこのままじゃ迷惑かける。施設に入りたい」

と言われました。

私はしばらく黙ってご本人のお言葉を聞いていました。

だんだん思うように動かなくなってきている身体。

痛みがなくならない辛さ。

本人様にとっては日々がその繰り返しで全てのことに

諦めを感じていらっしゃいました。

でも・・・

S様に対して正直腹が立ちました。

そしてその勢いのまま

「何をおっしゃっているのかわかりません。

私はこれからも最期まで一緒に色んなことをやっていくつもりだし、

施設には行かせません!

この家が好きで、ずっと世話になるっておっしゃっていたことや、

今来ているヘルパーさんにもずっと世話になりたい。

っておっしゃってたのも、もういいんですか!?」

と感情的に返してしまいました。

S様は涙ぐまれ、私もふと我に返りました。

すると、S様から

「安心した。

そこまで聞いたから、俺は今まで通り世話になる。

施設は忘れる。」

との言葉が出てきました。

「あんたにはいつも色んなことで迷惑かけるのぉ」

と言われ、私も

「本当。いつもそう。

今に始まったことじゃないですから。」

と言うと笑顔になられました。

これから少しずつ頑張っていくから。

と左手を上げて仰られました。

S様の「施設に入りたい。」

という言葉は本心だったと思います。

私やまわりの人が何を言おうと気持ちが変わらなければ、

私はS様のご希望通り対応していたと思います。

最期まで在宅で・・・

という気持ちはありますが、利用者様の意思を尊重しないと

いけないこともあると思いました。

今もS様とはよくなんだかんだ言い合ったりすることもあります。

でも、この間の泣き顔はなく、嬉し泣きに変わりました。

何でも言い合える仲のS様です。

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