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介護にまつわるエトセトラ

当たり前じゃない制度

最近、漢方薬がかなり市民権を得たようですね。

もちろん、昔から漢方薬はありましたが、殆ど保険適応外で

とっても高額でした。

アレルギーに効くといわれ、何度か試しましたが、安いもので

1日500円でした。

1ヶ月15000円です。

本当に続けるのが大変でした。

そう考えると医療保険って有難いですよね。

介護保険もしかりです。

私たちは介護保険制度のお陰でお仕事を頂け、

利用者さまの負担軽減に加え、私たちの今後の不安も軽減することができます。

でも介護業界・・・

今まで使えていたサービスが規制されたり、

介護保険の認定が厳しくなり、私が担当している利用者さまの

介護度が軒並み下がったりしています。

利用者さまからも、事業所からも「厳しくなったね・・・」という声をよく耳にします。

でも、本当に厳しくなったのでしょうか?

以前があまりにもグダグダすぎて適正でなかったのでは?

と思うことがあります。

私がこんなことを言うと批判を浴びそうですが、

昨今大変厳しい他業種から見て、とても有難い制度だなと

思われていると思います。

もちろん景気の良い時はこんなキツイ介護業界は見向きもされませんでした。

しかし、介護保険はさせて頂いたお仕事に関しては、利用者負担は1割で、

残りの9割は介護保険料や税金で負担されます。

多くの利用者さまは1割負担だから気軽に利用頂けているのではないでしょうか。

なので、この状況が当然だと考えるのはとても危険で、

もっと厳しくなるのでは?と思っています。

そして、もし利用者負担が2割3割、と膨らんできたときに、今のように

ご利用頂けるでしょうか?

事業所も今ほど質の良い介護を提供できるでしょうか?

今現在の介護保険制度・・・

利用者も安心して利用でき、事業所にとってもまだまだ有難い制度ではないかと思います。

ちなみに、各事業所の飽和化も顕著です。

居宅(ケアマネ)の事業所には毎日のように業者が挨拶に来られます。

毎週来られる事業所もあります。

それだけ大変な事業所も多いということです。

特に「介護業界はおいしい」と他業種から参入された事業所さんも多いようですが、

想いがないとこのお仕事は残ってゆけません。

営利目的のみでは絶対に無理だと思います。

そういう意味では本当に厳しいお仕事です。

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