マイブック 2019年の記憶

イチハラ
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とある利用者様のお宅訪問の際、素敵な本を見つけました。

娘さんが用意されたのだと思います。

 

 

利用者様にお断りの上、中身を拝見させて頂きました。

認知症の方で、

お薬は弊社でお預かり&管理しています。

 

 

白紙のページも多いのですが、時々ご家族のお名前とご近所さんのお名前、

あとうちのヒガシノが出てきます。

たまに私の名前も(^▽^;)

 

 

「ヒガシノさんからテルあり

8:20迎えに行きます

待っててね!!!」

 

 

「〇〇(娘さん)が来てくれた。

お墓参りに行って、

今日は帰りにケーキも買ったよ」

 

 

「おはよう!」朝起きて大きな声で挨拶したけど、

そうだ、私は一人だったのだ!!

 

 

「〇〇病院へ行った。

たくさん待ったけど…

昼前に私たちも帰った

〇〇クリニックへも行った。

薬もらって帰った。

その薬は市原さんが持って帰った!!!」

(※ちょっと怒ってはりますね💦)

 

「今日は市原さんが誰かといっしょに挨拶にきたよ」

などなど。

本当に可愛らしい方で、文章も可愛らしくて楽しく拝見させて頂きました。

 

 

そんなマイブックの中に、

ミステリアスなものを見つけました。

4月20日に、いったい何があったんですか!?( ゚Д゚)

何がひきつがれたのでしょうか!?

 

しかし認知症という病気は…

止める術がないのですね。

 

少しずつ進行されていて、

利用者様の記憶を奪っていきます。

2年前に出来ていたことが、今は出来なくなっておられます。

恐らく私のことを「市原さん」とはもう認識されていないと思います。

 

 

私が話しかけるといつもニコニコして下さっていますが、

「誰かはわかっていない」状態なのです。

認知症の方っていつも不安がいっぱいでしょうね。

自分は相手を知らないけど、相手は自分のことを知っていそうな雰囲気。

ニコニコ話しかけてこられたら、無視もできないから応えて下さる。

 

この本のあっちこっちのページに書かれた文章が、

2年の間に大きく変化してきているのがわかります。

 

最近は文章を書かれる頻度も少なくなられたように思います。

どこか切なさを感じながら、利用者様のお宅を後にしました。

いつも姿が見えなくなるまで私の車を見送って下さいます。

 

どうか、これからも毎日アクアで楽しい時間を過ごして下さい。

孤独感が少しでも和らぎますように。

 

私のことは「誰であるか」の理解はされてはいませんが、

訪問時、そばにいると安心して頂いていることは感じます。

コロナ禍で、娘さんが来たくても来れない日が続いています💦

 

娘さんの代わりにはなれませんが、

私が訪問する日くらいはせめて一緒にいさせてくださいね。

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