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愚かな行為も利用者の権利である

今年の春先から社会福祉士会主催の研修の申込をしていたのですが、やはりコロナ禍での研修は好ましくないと判断されたようで、延期やら中止が相次ぎ、数か月研修を受ける事が出来ない状況でした。

 

ようやく8月から研修が再開されたと思いきや満員で受けられず、9月の研修にようやく食い込む事ができ安堵していたのも束の間、研修の少し前に急にWEB研修に変更になりましたとの通知が届きました。

 

「えぇ~!!一番苦手なやつやん…。」パソコンやスマホは辛うじて使えていますが、本当に苦手なんです。あまりにも何かをしようと思うと壁にぶち当たるので、今更ながらIT教室にでも行こうかと思っていた矢先でした。(思っていただけですが…💦)

 

じっくり案内を読んでみると、研修までにテストが出来るそうなのですが、都合がつかずくテストを行わないまま、ぶっつけ本番のある土曜日。

 

事前にスマホからZOOMというアプリをインストールする必要があるのですが、お仕事もお休みだったのでここまでは完璧だったのです。WEB研修とはいえ、テレビ等では皆さんの顔も見えている(つまり自分の顔も曝す事になる)ので、久々にメイクして1時間程前からあれやこれやと準備をしていました。10分前からWEB会議室に入室出来るのですが、10分前になっても招待メールとやらが届かない。そこから事務局に問い合わせ、すったもんだしながら何とか少し遅れてWEB研修に参加する事が出来ました。この時点でクタクタです💦

 

入室を許可されスマホ画面をみると講師とパワーポイントの画面だけだったので、ホッとして緊張感のない顔して研修を聞いていました。(これなら寝ながら聞いてもバレないな…なんてイケない事も頭をよぎりましたが、きちんと座って受講していました。)

 

ふとした拍子に立て掛けたスマホのバランスが崩れ、なおそうと画面を触ってしまうと、いきなり沢山の受講者で画面が埋め尽くされました💦ひゃぁ~私もこんな風に映っていたのか!恥ずかしい~。でも寝なくて良かった等と考えながら何もなかったように受講を続けました。

 

研修内容の一部は利用者の権利が守られているか。利用者本意とは名ばかりで、援助者の押しつけや思い込みのプランになっていないかと言うような内容でした。そこで「愚かな行為も利用者の権利である」と講師が仰った言葉がささりました。

 

大先輩である利用者様が今迄過ごしてこられた生活の一部の行為を、私達若輩者があれこれ言うのはおこがましい行為だなと思いました。今迄の生活+人から見たら愚かな行為かもしれない部分があっても、それも全部ひっくるめて敬うべき利用者さんなんですよね。

 

社長が口をすっぱくして言い続けてくれていますが、「利用者様には敬語!」は大前提です。それは敬語であれば何を言っても良いという訳ではなくて、利用者さんを敬う気持ちが何よりも大切という意味なんですよね。

 

私達は利用者様のお宅にお邪魔してお仕事をさせて頂いている訳です。利用者様が仮に愚かな行為と思われるような事があったとしても、それを尊重しながら関わらせて頂く事を忘れてはいけないなと思いました。介護の仕事ってややもすると、手伝ってあげているという感覚に陥りやすいので、利用者さんの権利を侵害する事なく、かつ良い方向に導けるような良い距離感で関わらせていただきたいなと改めて思いました。

 

今年の主任ケアマネ研修も申込していましたが、こちらは中止になりましたね。この研修を受けられなかった事で主任ケアマネの期間が切れてしまう方には期間を延長してくれるようです。(私は早めに申込したので、来年普通に受講して下さいとの事でした💦)

 

今後、まだコロナウイルスが収束しない場合はWEB会議やWEB研修が主流になってくるのでしょうね。ZOOM研修、クタクタの割には初めての体験で面白かったですよ♪ 研修内容も対面程では無いですが、ちゃんと入ってきました!何よりこのご時世、電車移動や大勢の人との関りを避けられるのは最大の魅力でした!

 

グループワーク等はなかなか難しいものがあるかもしれませんが、WEB会議やWEB研修も十分アリだなと思いました。

コロナウイルスの影響で日本がIT後進国というのをまざまざと見せつけられましたが、それはそれで現実を把握出来たという事で良いと思うんです。転んでもただでは起きなければ良いと思います!

 

私も苦手分野ではありますが、色んな事にもしなやかに対応できるよう頑張ります!

 

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