かれこれ１０年以上前になるでしょうか。
私が心を打たれたＣＭがありました。
どの企業のＣＭだったか、はっきり覚えていません。
お酒でしょうか。
私は、そのＣＭに出てくるとある白人の中年男性の人柄に魅了されました。
とあるバーでの出来事。
ある中年男性が、お酒を飲んでいたら、
一人の男性が話しかけてきました。
その人は、
「子どもが大病を患っていて手術を
しなければいけない。
寄付をお願いできますか？」
という内容の話をしました。
中年男性は、
話しかけてきた人に財布からお金を出して渡しました。
お金を受け取った人はその場を去って、
違う人がまた中年男性に話しかけました。
「今の人、実は詐欺師で、さっきの話は嘘だった・・・」
その中年男性は、
そう言われて微笑みました。
「よかった。
大病を患った子どもはいないんだね・・・」
この中年男性にとって、
自分がだまされたことなんかより、
大病を患った子どもがいなかったことに安堵したわけです。
このＣＭを見て、
私は、こんな大きな心の人になりたいと憧れました
