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ヘルパーは家政婦ではありません

訪問介護のヘルパーさんを家政婦さんだと勘違いされている利用者様が中にいらっしゃいます。

でも家政婦さんではありません。

介護保険制度に則ってサービス提供を行う専門職です。

ヘルパーさん達は、きちんと介護の資格を取得しています。

れっきとした介護のプロフェッショナルです。

とはいえ、私は家政婦さんを否定しているわけではありません。

家政婦さんよりも”介護”という分野に特化しているという点をお伝えさせて頂きたいのです。

 

 

例えば調理や掃除などについては、「やってることは家政婦さんと変わらないやん?」

と思われるかもしれませんが、

サービス提供時には、ご本人の心身の状況に変化がないか確認させて頂いておりますし、

調理や掃除も自立支援につながるように考えながらサービス提供させて頂いているので、

ご本人ができる部分は一緒に行って頂くこともあります。

 

利用者様の些細な表情の変化や”いつもと違う”雰囲気を読み取ったヘルパーさんの報告から

虐待が判明したケースもありました。

 

認知症の方への関わりについても、病識に基づいてお声かけさせて頂いたり、

傾聴させて頂いたりしております。

 

介護保険制度に基づいてサービス提供するので、介護保険で認められない家事支援は、サービス提供できないのが普通のことなのです。

その分、介護保険制度に基づいて、受けられる介護サービスの利用者様負担は1割~3割程度になります。(大半の方は1割負担です)

 

介護のプロとして生活を支えるためにサービス提供させて頂いております。

なので、大掃除や庭の草むしり、などは対象外となるわけです。

自費の範疇です。

ダスキンさんのような専門業者さんにご依頼頂くことをお勧めしています。

 

この辺りを説明してもご理解頂けなかったり、

感情的になられたりする方もいらっしゃるので、

なかなか難しいものです💦

 

 

また、重度な利用者様のお話をすると、

ヘルパーさんのおかげでご自宅での”看取り”が叶えられた人もいました。

ヘルパーさんが来ることを心の糧に最後まで親御さんの介護を頑張ることができたご家族もいました。

大病を患っても最期は病院ではなく、自宅にいたい!家族のそばにいたい!

そう願う人には、ヘルパーさんの存在は必要不可欠なのです。

 

 

訪問介護の需要は多いのにサービス供給が足り苦しい昨今、

社会的に”ホームヘルパー”の仕事の尊さをもう少し広く認知してもらっても良いのではないかと思う私です。

 

ホームヘルパーは、利用者様のお宅に上がり密室空間になることも多く、

過去に虐待などが起きたニュースも勿論私も目にしたことはあります。

 

でも、私が知る限り多くのヘルパーさんは心が優しく”困っている人の役に立ちたい”

という想いが根底にある方がほとんどです。

 

 

当然、ヘルパーが上から目線になってはいけないと思いますが、

利用者様もヘルパーを見下げることは許されることではないと思います。

 

 

ホームヘルパーさんのお仕事はとても尊いものだと思います。

社会的に広く認知されますように…と心から願います。

石原さとみさんや新垣結衣さんあたりが主演で、

ホームヘルパーさん主役のドラマでも作ってくれないかな(笑)

 

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