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介護は、水に始まり水に終わる

先日社協さん主催の

自立支援型マネジメント研修に行ってきました!

その内容がとても勉強になりました。

 

”水分補給の重要性”

について。

 

その重要性については私も知ったつもりでいました。

が、この研修を機会により一層再認識しました。

 

”介護は、水に始まり水に終わる”

というフレーズが頭に残りました。

 

水分・食事・運動・排便

この4要素の連鎖が、自立支援介護の基本ケアだそうです。

 

 

水が細胞を活性化させ、

身体と意識の両面を活性化させていくそうです。

覚醒レベルを上げるんです。

水分は日中は覚醒させ、夜間は良眠させるそうです。

最高ですね♪

 

高齢者に必要な水分量は1日に1500ml以上

(食事以外にです)

 

体重の1~2%分の水分欠乏で、意識障害

2~3%で発熱・循環機能に影響

5%で運動機能低下

7%で幻覚出現

10%で死亡

 

1%失われただけで意識障害、

つまり頭がぼんやりするっていうことです。

認知症の周辺症状も悪化しやすくなります。

 

よく脱水で重症化するケースがありますが、

意識障害が先にくるので、気づいたら手遅れ・・・

という事態に陥りやすいんですね。

 

 

講師の方が具体的に、

オムツゼロを目指した施設の取り組みの具体例も挙げていらっしゃいました。

長くなりすぎるので省略しますが

オムツゼロを目指すために水分量を増やして摂取量を管理したらオムツゼロに成功したとか。

 

 

 

心疾患のある方について。

下記心機能の分類ですが、

この中のⅠ度の該当の方であれば水分制限不要という意見で国際的に一致しているそうです。

NYHA(ニューヨーク心臓協会)の心機能分類

Ⅰ度【軽症】・・・心疾患を有するが、身体活動に制限がなく、通常の身体生活では疲労・動悸・呼吸困難・狭心症を生じない。

 

Ⅱ度【中等症】・・・心疾患のため、軽度の身体的活動制限を伴うが、安静時には症状は認めない。通常の身体活動で、疲労・動悸・呼吸困難・狭心痛を生じる。

 

Ⅲ度【中等症】・・・心疾患のため、身体活動の著しい制限をきたし、安静時には症状は認めない。通常以下の身体活動で、疲労・動機・呼吸困難・狭心痛を生じる。

 

Ⅳ度【重症】・・・心疾患のため、いかなる身体活動を行う場合にも苦痛を伴い、安静時にも心不全あるいは狭心症状を示す可能性がある。少しでも身体活動を行うと苦痛が増加する。

 

主治医は心疾患をお持ちの利用者さんに対し、

「水分制限」をすぐに言われる方が多いそうです。

 

 

そこで、介護職として

「NYHAの分類Ⅰ度であれば、水分制限が要らないかと思われます。」

と言えたら、素晴らしいですね。

(現実問題、ムッとするドクターも多そうですが。)

 

 

心疾患の利用者様に対し、

介護がすべきことは”塩分制限”の方が大切だそうですよ。

 

 

介護職も専門性を追求し、その地位を確立しないといけない、

と講師の方も仰っていました。

 

 

私も冬場は水分補給さぼりがちだったのですが、

研修を受けてからというものちゃんと必要量のお水を飲むようにしています。

冬だから飲むのが苦痛なんですが頑張っています。

 

 

研修を受けてからというもの、

日常的な体調不良の全ての根源は水分不足なのかも?と疑うようになりまして、

頭痛に悩んでいる友人にも積極的水分摂取を勧めました。

 

 

皆さんも水分補給を頑張って下さい!

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