飼育員はどのようにパンダにエサを与えたか

フクシマ
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ある冊子に興味深い記事が載っていましたのでご紹介させて下さい。

 

飼育員はどのようにパンダにエサを与えたか

【以下引用】

高校1年生といえば、まだまだ夢も希望もあり、なにをして遊ぼうかと毎日が楽しいだろうとだれもが思う。

しかしまったくそうでない男子がいた。

授業中は殆ど寝ている。

遅刻や欠席も多く先生に注意されてもいっこうに直らない。

 

彼に将来の事を尋ねた。

すると彼はうつむいたまま、「俺の人生は決まっている。親のアパート経営を継ぐんだ」と小さな声で語ったのだった。

そのとき私は十数年前のテレビ番組を思い出した。

 

 

動物園で飼育されている動物たちは、野生の動物と違うストレスを抱えている。

単調な毎日が退屈で元気をなくしている。

常に命の危険にさらされるような過剰なストレスは危ないが、ストレスが少な過ぎるのもまた問題で、元気を失ってしまうということだった。

 

上野動物園のパンダは、いつもゴロゴロ寝ていてすることがなかった。

タイヤなどの遊び道具は与えてあるが、気分が乗らないと遊ばない。

 

そこで、飼育員は考えた。

エサのやり方を工夫したのだ。

パンダの好きなサトウキビを竹筒の中に入れて与えた。

そうすると、パンダは1本ずつ竹筒をふってサトウキビを取りださないと食べられない。

とても時間がかかる。

ちょっとイライラするが逆に手にしたときのよろこびも大きい。

その結果パンダは少し元気になったのだ。

 

同時に入園者もよろこんだ。

パンダが竹筒の穴の中をのぞいたり、ふったりして、おみくじを引いているようなかわいい動作がうけた。

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多摩動物園では、キリンが食べるエサの草は、運動会の玉入れのカゴのような鉄製の台に入れてあった。

アフリカの草原にいる野生のキリンは木の葉を食いちぎって食べるから、一度の食事に数時間掛かる。

それなのに多摩動物園では20分で食べ終わる。

キリンたちが食後、鉄の柵をなめたりかじったりする異常な行動が出てきた。

そこで考えた。

草を目の粗いネットにくるんでエサ台に置いてみた。

キリンたちはこれまでのように簡単に食べることができなくなった。

ネットの間から草を取り出すのに時間が掛かるからだ。

しかしそのお陰で鉄の柵をかじる行動がなくなったというのだ。

 

次回に続く

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